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天才ぴかりん・作

夢屋さん


「私、もう治らないのかな」
高い、小さな声が言った。
「大丈夫。もうすぐ、薬が買えるから」
さっきとは違う、やや低い声がはっきりと言った。
「これでも俺は運がいいから、すぐ見つかるよ。そろったら、ついでに買ってくるから、待ってて」
ドアの開く音がして、すぐに閉まった。
「お兄ちゃんは、頑張り屋さんね。いつもありがとう」
ベッドの上で、小さな少女がつぶやいた。

洋風の街灯が、橙色の光をほのかに放つ。広い道の両側には、シャッターの閉まった店が並んでいる。
雲のすきまから差し込む細い月の光と街灯の明かりだけが、その商店街を照らしていた。
静まりかえった通りに、突如足音が聞こえた。
たたたた、と素早く近づいてくる。
商店街の一角に、店があった。
他と同じようにシャッターは閉まっているけれど、二階の窓が開いていた。
窓の奥の暗い空間から、カーディガンをはおった細い手がのびて、窓を閉めようとする。
その店の向かいの狭い路地から、人影がばっととびだした。
「待ってくれ、夢屋!」
閉まりかけた窓に向かって声がとんできた。
二階の部屋で、長い髪を垂らした少女が時計を見た。
カチッと音がして、長い針と短い針がまっすぐ上をさして重なった。
「ぎりぎりか」
少女はつぶやいて、窓を全開にした。
そっと顔を出し、下にいる者を眺める。
「ほう、男の子とはめずらしい。三年ぶりかな」
息をととのえながら上を向いたその少年と目が合い、ぼそりと言った。
少女の後ろで、時計の長針がカタ、と傾いた。
「いらっしゃいませ」
少女の肩から、長い髪がぱらりと落ちる。
それを聞いた少年が、額の汗を袖でぬぐって、深呼吸をしてから、窓をしっかり見上げる。
「あんたが店主なのか? 独り言が多いっていう、あの」
「そうだが、あまり私の機嫌を損ねないほうがいいぞ。買い物にきたんだろう」
あはは、と乾いた笑いを浮かべ、少年は頷いた。
「俺は、ミラ。夢がほしいんだ」
「そうだろうな、うちはそれしか置いてない。どんな夢を希望かな」
「病気が治る夢がほしい」
ミラと名乗った少年が言いきった。
少女は眉をあげ、頭を部屋にひっこめた。
部屋には、ベッドがひとつ、大きな棚がひとつ、椅子がひとつ。
ベッドと隣接して、窓がひとつ。ベッドから離れた場所に、ドアがひとつ。
きれいに掃除されていて、埃ひとつ見あたらない。
けれどどこか、生活感のない部屋だった。
少女はベッドに乗ったまま、棚に手を伸ばし、かかっていた布をめくった。
棚には、ずらりと小瓶が並んでいた。
小瓶の中にはそれぞれ、黄色や桃色や水色などなど、淡い色をした、こんぺいとうのような形の固体が入っていた。
少女は右上から、黄緑色のこんぺいとうもどきが入った小瓶をとった。
小瓶は、少女の人差し指程度の大きさだった。
布をかけなおして、少女は窓から顔を出した。
「ひとつ聞くが」
「え、はい」
「お前が使うのか?」
小瓶を手の中に隠し持ったまま、少女が尋ねた。
「いや、妹が」
「そうか……。では、これを」
ぽい、と小瓶を投げ渡す。
ミラは落としそうになりながらも、しっかりと小瓶をにぎりしめた。
「これ……こんぺいとう?」
「それが夢だ。夢を固体化して、瓶に閉じ込めたものだ。寝る前に飲ませれば、その晩に夢が見られる。もし甘党なら、砂糖水を入れてやれ。溶けて飲みやすくなる」
「あ、ありがとう、店主さん」
小瓶を月の光にかざして、こんぺいとうもどきを見つめながらミラは言った。
嬉しそうに微笑んだ彼に、少女は声をかける。
「さて、お前、タダで持っていくつもりじゃないだろうな」
はっとして、ミラの動きが止まる。小瓶を上着のポケットにしまうと、ズボンのポケットから小さな袋を出した。
「もちろん、ちゃんと払うよ」
今度はミラが袋を投げた。
軽いのか、ふわあっととんで、地面に落ちてしまった。
ミラがもう一度、もっと強い力で投げとばす。
ゆっくりとんできた袋を、少女は手を伸ばしてつかんだ。
「おもしを入れておけば、もっとよくとぶだろうに」
小さな声で言いながら、少女は袋を開けた。
袋の中身は、四葉のクローバーだった。四葉のクローバーが、十本入っている。
「たしかに受け取った」
ミラは下で頷いて、きた道を戻ろうと後ろを向いた。
「ああ、それから――」
走り出そうとしていたミラの背中が、止まった。
「私は異夢(いむ)だ。『店主さん』ではない」
「わかった。ありがとう、異夢さん」
振り返って言うと、今度こそミラは走り去った。

ミラが完全に見えなくなった後、カーディガンをはおった細い腕が伸びて、二階の窓をぴたりと閉めた。


翌朝、ミラは隣の部屋から、ドタンバタンと物音がするのを聞いてとび起きた。
窓からさし込む光を見て、さっさと目を覚ます。
廊下に出て、隣の「クルの部屋」と書かれたプレートのさがったドアを叩いた。
中から元気な返事が聞こえてきて、ドアが開く。
昨夜、家に帰ったミラは、早速言われた通りにこんぺいとうもどきを砂糖水に溶かした。
そしてすぐに、病にふせっている妹に飲ませてやったのだった。
そこには、ミラは長い間見たことのなかった、ぴょんぴょん跳ね回る妹の姿があった。
「治った、のか」
「うん。走っても跳ねても、大丈夫なの。すごい薬だったんだね、昨日のって」
「よ、良かったな、クル!」
元気いっぱいに頷くクルは、階段を上がってきた母を発見した。
「あ、お母さん。私ね、治ったの」
ぽかんと口を開けている母の肩に、ミラがぽん、と手を置いた。
「お祝いだな、お祝い。なんせ奇跡が起きたんだから」
固まった母に首をかしげていたクルが、にこっと笑う。その笑顔を見て、母は泣き崩れてしまった。
クルがまた首をかしげて、慰め始める。
「昨日のこと、言っておくべきだったかなあ」
ミラの独り言は、誰にも聞かれることなく終わった。

クルの病気完治祝いは、夕方にやることに決まった。
母は仕事に行かなくてはならなかったから、ミラはクルをつれて夕食の買い物に出掛けた。
だから今、ミラは昨夜も訪れた商店街に、クルと共にきていた。
「お肉、お魚、野菜に、卵」
手さげ袋をのぞきこんで、クルが指をさしながら確認する。
「買い忘れはないな」
「うん。でも、ずいぶんまけてくれたね」
「そりゃあ、クルのお祝いだからだろ」
「私はずっと家で寝てただけよ。お兄ちゃんが有名なおかげだと思うな」
「はははー……」
店の人たちがクルのお祝いだからって気前よくまけてくれた理由が、ミラが商店街で買い物をするたびにクルのことを話していたから、なんて事実は、彼の胸の奥にそっとしまわれた。
そのとき笑いながら泳がせたミラの目は、向かい側の喫茶店で丸テーブルの前に座っている人物に釘づけになってしまった。
あまりにおどろいたせいで、足も止まってしまう。
「お兄ちゃん?」
クルはついてこないミラを振り返った。
ぼーっと一方を眺めていたミラは、クルに手招きをすると、その方向に歩き出した。
「どうしたの」
「え、ああ。あそこに座ってる、三つ編みの人がね」
追いついたクルの手をとって、視線だけで示す。
クルにもすぐにわかった。
薄手のカーディガンをパジャマの上にはおったような服装で、よく目立っている。
「知ってる人なの?」
「昨日の薬を売ってくれた人だ」
「えっ。じゃあ私の命の恩人ね」
ぱあっと明るく笑ったクルは、ミラを引っ張るようにして先に進んでいった。

一部がオープンカフェになっているその店の客は、ミラの見つけたあの人物と、同じテーブルについている老婆だけだった。
店から一番遠い屋外の席に、クルがさっさか近づいていく。
すぐに、髪をおさげに編んだ少女が気づいた。優しく微笑み、声をかける。
「こんにちは、お嬢さん。お散歩かしら」
その、あまりにやわらかい物腰に、ミラは心底驚いた。
「こんにちは。お買い物にきたの」
改めて少女―おそらく異夢―の顔を観察してしまう。
人違いだったのか、などという考えが頭をよぎった。
確かに同じ顔をしている、と思う。しかし夜中だったから、よく見えなかったのかもしれない。
考えれば考えるほど、考えはまとまらなくなっていくばかり。
「ねえ、聞いてる?」
ミラははっと我に返った。
ひとりで悩んでいた間に、クルたちの会話は進み、クルがミラになにかを尋ねていたところらしい。
「異夢さんが、私の薬を売ってくれたんでしょう」
「え、あ、ああ、そうだよ」
慌てて頷いて、名前があっていることに気がつき、ほっとする。
変なの、とクルが首をかしげるのと同時に、異夢の向かいに座っていた老婆の時計が鳴った。
一斉に全員が老婆に目をやる。
「あらあら、もうこんな時間なのね。異夢ちゃん、つきあってくれてありがとう」
「いえ。お帰りになるのでしたら、送りますわ」
杖をついて立ち上がった老婆を支えるように、異夢も立ち上がろうとする。
「いいのよ。異夢ちゃんはお友達とお話しなさいな。私みたいな老人ばっかり相手にしてないで、たまには若い友達とつきあうのも大切よ」
うふ、とお茶目な笑い方をして、老婆は杖をつきながら歩き出した。
ただし、目は閉じたままだ。
「あなたたちも、異夢ちゃんと仲良くしてあげてね」
軽く手を振ると、老婆はそのまま軽快な足どりで去ってしまった。
去り際にミラのすぐ横を通った老婆は、小さく耳打ちをした。
「異夢ちゃんは、夢の中の住人だから」
老婆が見えなくなった後、ミラは異夢に尋ねた。
「大丈夫だったのか? あのお婆さん、目が」
「平気だろう。あの方ならば、私が誘導するまでもない。……それより、いつまで見ているつもりだ」
「へあっ」
ミラはうっかり、間抜けな声を出してしまった。
紅茶をひとくち飲んで、カップを置いた次の瞬間には、異夢の顔は変わっていた。
微笑ではなく、少し偉そうな、にやりとした笑みだった。
「あ、そうそう、その顔だ。さっきまでの天使みたいな微笑とはまるで逆の――」
「お前……ミラだったか。どうしても私の機嫌を損ねたいらしいな」
「いやいや、違いますって。お礼を言おうと思ってさ」
困った笑いを浮かべて、ミラはクルを見た。
「なるほどな。なぜ私が薬屋になっているのかは知らないが」
「ああーっ、それは、ほら、ちょっと事情があって!」
声を荒げて、ミラがじたばたする。横に立っているクルが、訝しげな顔をする。
「さっきから、お兄ちゃん変ね」
「まあ、座ったらどうだ。お茶なら店の中に、セルフサービスでしかも無料のがあるぞ」
「わあ、そりゃ助かるなあ……って、貧乏人みたいじゃないか」
「でも事実よね。私、いれてきてあげるね」
にっこり笑うと、クルはパタパタと店内に入っていった。
はあ、とため息をつくと、ミラは近くの椅子を引いて座った。
「いい子だな。妹さん」
「まあね。それより、クルには薬屋って言ってあるんだ。話合わせてくれ」
顔の前で手を合わせ、お願いするミラ。
「それは別にかまわないが、夢を見ただけで病気が治ったのか? お前の妹は」
「そこんとこは俺の頭がいいから実現できたんだけどな」
「自慢はいい。訳を聞かせろ」
「うん、じゃあ簡単に……」
クルは、ここ数年ずっと病気で、一日のうちに起きている時間より寝ている時間のほうが多かった。
それなのに、一度も夢を見たことがない、と本人は言っている。
見たとしても、たぶん憶えていないのだろう。
だから、病気の治った夢を見せれば、現実と区別できなくなって、実際に治ってしまうのではないか。
どうせクルの病を治す薬なんて、今のところ見つかってないし、少しでも可能性のあることはやってみよう。
そう考えて、クローバーを集め、いざやってみたら。
「成功したわけか」
「すごいだろ」
「たしかに、普通はやらないな」
「俺も、成功したってわかったときはびっくりした。でも、嬉しかった」
嬉しそうに話すミラに、異夢も頷いた。
「お前が考えた理論が正しかったかどうかはわからないが、信じていたから実現したのだろうな。妹のために、あれだけクローバーを集めるんだから、大したものだよ」
そう言うと異夢は、紅茶のカップを口に運んだ。
ミラは、なんとなく頭に浮かんだ疑問を口にしてみた。
「そういえば、異夢さんはどうして四葉のクローバーを集めてるんだ」
ふふん、と笑うと、異夢は目を細めて言った。
「知りたいのか」
「そりゃ、もちろん」
「私も病気でな。この病気を治す薬を調合するのに、四葉のクローバーが千本必要なんだ。だが私は病気のせいでクローバー探しができない。そこで、夢を売ってクローバーを稼ぐことにしたんだ。どうだ、いい考えだろう。ところが――」
だんだん異夢の話が独り言化してきた。「だろう」とか聞いているくせに、ミラの相づちをまったく聞こうとしない。
「夜中しか開店していないせいで客がほとんどこなくてな。月に一回くるかこないかだ。しかも、持ってくるクローバーの数もバラバラで一向にたまらなかった。十本も持ってきてくれるのはいい方だ。酷いときは四葉でさえないときもあった」
「じゃあ、俺が協力してやるよ。四葉のクローバーがたくさん生えてる場所、知ってるし」
「いや、遠慮しておく」
異夢は、間髪いれずにきっぱりと断った。
「そう残念そうな顔をするな。お前が探す必要はないのだからな」
異夢の飲もうとしたカップには、もう紅茶が入っていなかった。
話しすぎたか、と内心で舌打ちした異夢の視界の隅に、お盆にのったお茶が入った。
「おまたせしました。異夢さんの分も持ってきたの。紅茶がそろそろなくなるかなって思って」
「ありがとう。気が利くな」
「うんうん、さすがクルだな」
ほめられて照れたクルは、にこっと微笑んだ。
「遅れてごめんね。異夢さんの話を立ち聞きしてたの」
思わずお茶をふき出しそうになって、ミラはひとりで大慌てしていた。
異夢は静かにカップを置いた。
「ならば、続きを話そうかな」
「ま、まだ続きがあるのか」
「聞きたくないなら耳を塞いでいろ。実を言うと、四葉のクローバーはもう千本を超えている」
「さっき、一向にたまらないって、言ってたじゃないか」
「それは過去の話だ。ちゃんと過去形だっただろう。つまり、私の病気は治るんだ」
「じゃあ、治せば――」
「しかし、健康に近づくにつれ、だんだん夢が見れなくなっていってな。あの夢の結晶は、私が見た夢を固体化している。私が夢を見れなくなると、商品がなくなってしまうだろう。だから、治すのはやめた」
一気に喋ると、異夢はまたお茶をひとくち飲んだ。
それから、「と、いうわけだ」と付け加えて、静かになった。
隣で静かにお茶を飲んでいたクルが、異夢のほうを向いて、元気に話し出した。
「四葉のクローバーがたまったなら、もう夢を見れなくなってもいいんじゃないの。私なんて、生まれてこのかた、夢を見たことなんてないよ」
「私にとっては、病気になるより、夢を見られないことのほうが辛いのでね」
「だったら、病気を治して、しかも夢も見続けられる、すごい薬を作ったらいいじゃない」
薬屋さんなんでしょう、ときらきらした目で見られ、異夢はミラを睨みつけた。
その視線に怯えながらも、ミラも自分の意見を言う。
「異夢さんの言ってる、病気を治す薬ってのは、治す代わりに、自分の一番好きなものや大切なものをささげるってやつだろ。俺も試そうとして、やめたんだけど」
大切なものが妹だったから、ということは、もちろん秘密だ。
異夢が顔を少し引きつらせて、ははは、と笑った。
「でも、ささげたものを取り返す方法もあるんだぜ」
胸を張って、自信満々に言い放つ。
しばらくの沈黙ののち、クルが一言「お兄ちゃん、かっこいいね」と言った。
異夢は、思いっきり疑った目を向けて黙っていたが、ミラの困った顔を見かねて、一言。
「私には、その手の嘘は通用しないぞ」
「……いや、本当だって」
一度動揺すると、すぐ顔に出る。クルならともかく、異夢にはバレバレだ。
またミラが言い訳をしようとしたとき、店の時計が、ぼーん、と鳴った。
異夢は、時計の針を見て、残っていたお茶を飲み干した。
「悪いが時間だ。私は帰らなければ」
「あ、そうなのか。じゃあ、俺たちも帰ろうか、クル」
クルは頷くと、空になったカップをお盆にのせ、店内に片付けに行った。自分が片付けようと思っていたミラは、お盆に伸ばしかけた手を、そのままうろうろさせるはめになってしまった。
「毎日ここにいるのか?」
「そんなわけあるか。……ただ、いつもこの時間は起きている」
「起きている?」
「今日のお前は疑問形ばかりだな。私の主な病状に、一日20時間睡眠というのがある」
それを聞いたミラは、目を丸くした。
「そんな病気があるのか…」
「昼間と夜中に少しずつ起きていられるから、まだましだ。だんだん起きている時間が少なくなって、そのうち寝たきりになってしまう。夢はたくさん見られるがな」
「よし、じゃあ俺が異夢さんのために薬を作るよ!」
「は?」
「自分の知り合いが、そんな病に倒れているのに、助けない手はないからな」
「倒れているわけではないが――」
「待ってろよ、異夢! 次会うときは、病気が治るときだからな。クル、帰るぞー」
荷物をひっつかみ、どんどん店から離れていくミラを、カップを片付け終えたクルが走って追いかける。
「どさくさに紛れて、呼び捨てにしたな」
ぺこり、とお辞儀をしたクルに小さく手を振り、異夢も別方向に歩き出した。
まったく、どこで会うとかいつ会うとか、何の約束もしないで、どう待てというのか。
でも……夢よりも楽しい現実があるかもしれないと、ふっと笑って空を見上げた。
風が吹いて、異夢のカーディガンが揺れた。
ポケットに入っていた小瓶が、かちん、と小さな音を立てた。
道の脇に生えている白詰草も、ふわふわ揺れていた。


数ヵ月後、自分の力を本気で信じた少年に、異夢はもう一度会うことになる。
でもそれは、まだ誰も……もしかしたら、白詰草だけが知っていたかもしれない。

< 了 >

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