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天才ぴかりんのバイク教習奮戦記
2008夏

はじまり   第1段階   第2段階   総仕上げ   免許皆伝

新ぴかりん日記より抜粋

7月29日。(火)

母しゃんが教習所まで送り迎えしてくれた。

人工呼吸用吹き込みマスクもらった。

教習の学科に3時間の応急救護タイムがあります。
要予約なんではやめにやりました。応急救護は好きさ。

はじめの1時間は講義をきいて、残りの2時間で実習。
細くて眼鏡のかわいい女の子とバディっていうパートナー組みました。
うつぶせの状態をあおむけにしたり、回復体位とらせたりするとき、主に彼女に寝そべってもらって挑戦。
けっこう上手にできて満足です。ばしばし救えそうな感じです。
逆にわたしも寝そべりましたが、わたしのほうが大きくて重いので彼女はなかなかたいへんそうだったわ。

人形を使って心肺蘇生法の練習も何度もやりました。意外に体力使うねあれ。
吹き込み2回に胸骨圧迫30回のセットを一生懸命やったんでもうくたくたさ。
最後は三角巾を使った包帯の作り方や巻き方なんかを教わって時間切れ。
先生たくさん喋ってお疲れさまです。AEDは教習所にないので省略された。
AEDといえば、胸毛がもじゃもじゃの人に対して使うときは毛を剃るんですと。
そのためのクリームとカミソリがAEDには常備されているらしい。すごい。
とにかく毛は邪魔だから、剃るとかぶちっと抜くとかするらしい。
意識が戻ったときには胸がつるつるしているというふしぎな現象が起こるわけだね。

3時間もあるので、途中に20分の休憩時間が。
自販機でお茶買おうとしたらお財布がない。技能教習用バッグに入れっぱなしだった。
しかし飲みたい。なにか飲みたい。
しかたないので二輪の教習事務所まで行ってみた。
わたし「あのー、今日は技能教習とってないんですけど、水だけ飲んでいいですか」
先生「えっ。いいよいいよ。わざわざそんなことわらなくても飲んでいいよ」
よかったー。というわけでごきゅごきゅ。二輪事務所の前をぷらぷらしてから戻りました。
無一文でも水の飲める場所を把握しておいてよかったー。
お金持ってないなんて、小学生のようだよ、まったくびっくりだよ。


7月30日。(水)

教習所の送り迎えがバリエーション豊かだった。

教習所まで3往復もしました。

朝は自転車で。ひとりでさみしくのろのろ運転で行きました。

昼頃は自動車でぶーんと送ってもらいました。速い。
とても早く着いたので、教習所内の喫茶店でお茶しました。
あの喫茶店に入ったのは初です。初お茶。まったりしました。

学科を受けて1時間後に教習所の外に出ると、ちょうどお迎えがきたところでした。
ばっちりタイミング。
車の中のふたりは、わたしが授業を受けてる間にナップスでもにょってたらしい。むむ。
「Pさんが免許を取った暁に買う予定ヘルメットは決めてきたぜ」と言っていた。
……勝手に決められた。

そして夕方はバイクでGO。行きは軽いバイクでした。
「Pさんバイクを出せ!」という指示をもらって、せっせと動かしました。
できました。わー。ぱちぱち。
バイクなので当然速すぎ到着でした。なのでまたお茶しました。自販機のお茶さ。

「後ろに乗る人もだろうけど、運転するわたしもXJRのほうがタンデムは楽だ」
と母しゃんが言っていましたが、おむかえはほんとにXJRでした。
XJRは大型なのでわたしは免許を取っても運転できないらしい。
免許を取ったときわたしが乗るのはSL230なのです。

もう任意保険の年齢制限を解除したのでさっさと免許取れと言われた。
なんというプレッシャーのかけかただ。

第2段階の最初はシミュレーターなので特にイベントはありませんでした。
左折直進専用レーンから突如右折しました。
先生に「ちょっとちょっとぉ〜」って言われました。先生はびっくりしてました。
「もっと学科やっといてよ」と言われました。標識はちょっとしか覚えてません。
交通ルールも危険な状態にあります。

右折するときに、標識の棒にごわんとぶつかりました。まあちょっとぶつかっただけです。
そのままゴゴゴゴゴ…とチョロQのように脱出しました。低速だったし平気。
音声案内があるにもかかわらず、道間違えました。未知の道だったせいです。
左折可の標識も無視して、直進してからふつーに左折したりしました。
基本的に標識は無視という感じです。非常にまずいですね。
音声案内の指示にいちいち返事しながら、ぼよよよよと走って、なんとか無事駐車場に入れました。
無事じゃないけど…おまわりさんいたらつかまってたけど。

でもバス優先道路走っててバスがきたら車線変更したり救急車がきたら避けたりはできました。
ウインカーもなんとか出せました。わりとぎりぎりにウインカー出す危険なバイクでした。
いっしょに教習受けてた人は原付乗る人らしくて、わたしよりもちゃんと走れてました。
信号のない横断歩道を人が渡ろうとしているときにもちゃんと停まってあげるいい人でした。
そういう人は100人に1人くらいの割合だそうです。
近くに白バイがいると急に100人に99人くらいの割合に増えるそうです。
とにかく町中を走るのは危険だということが判明しました。

この後の学科が非常に眠かったです。
3往復もしたし朝もいつもより早起きしたし、精神的に疲れたのだよ、たぶん。
眠いよー。ねむいー。


7月31日。(木)

またしても3往復に挑戦。ぎゃふー。
教習中ぴかりん外周走る
朝はでっかいので送ってもらって、昼頃は自転車、最後はちいさいほうで送ってもらった。
送ってもらえると楽ちんなのでそこまで疲れてないと思われる。

10時からが技能。やや曇りがちの空は10時に近づくとともに晴れはじめる。

第2段階の初技能(こないだのは除く)だよ。うほうほ。
ゼッケンは赤から青に変わって、バイクも銀色のから青いのになった。
とにかく青な第2段階。
ただしわたしの服が赤いので、青だとちょっと奇妙な組み合わせとなっている。
大型の人といっしょに教習だった。2段階ともなると大型の人といっしょなのか。

はじめは外周をぐるぐる回って慣らし運転みたいのをやったけど、妙にがたがたする……。
カーブが特になんだか。それにスピード上げようとするとなんかへん。
久々すぎて運転が下手になったのか。はたまたバイクがだめなのか?
とりあえず外周が終わって停まろうと、ローギアに戻そうとして……もうローギアになっとる。
ってことは 直進→サード カーブ→セカンド のはずが 直進→セカンド カーブ→ロー で走ってたということに。 笑顔の教習中ぴかりん
なるほどー。直進だけやけに走りやすかったわけだ、納得ー。
そういえばセカンドに入れようとして失敗してニュートラルにして、もっかいローに入れ直したときがあったよ。
その後セカンドにしてなかったってことか。おうー。
先生は前を走っててときどきふり返ってくれてたが、なぜ教えてくれなかったんだよう。
ひどいや。けど晴れてるとランプが光ってるのかどうかよくわかんないときがあるから、そのせいかも。
あとで母しゃんに確認したらやっぱりローギアで走ってたらしい。うう。


本日のメインはBコースを走ること。覚えたつもりだったけど意外と忘れてた。
謎の小屋に入ってコースの説明やここは一台ずつ通ってねなどの注意を受ける。
はいはいときいて、ちょっと質問したりして、早速Bコースを走る。
教習中ぴかりん小回り
安全確認をするのが一番の重要事項だから頭振ったりあちこち見たり、忙しく感じたよ。
まず右折なので、交差点の真ん中で停まる。
先生「いやいやそこは対向車がきてるときだけ停まればいいから」
状況判断もかなり大事なポイントらしい。そりゃそうだ。
進路変更のウインカーとか確認とか、わりと忘れがちなことをたくさんやった。
はじめて走る場所もあって、そこの名は先生曰く「見通しの悪い曲がり角」らしい。
ゆるゆるーっと出て停まって首を伸ばして確認して、OKだったら進むっていうポイント。

縁石沿いに走ってねといわれたのでなるべくそうして途中で先生が停まってたのでわたしも停止。
ちょっと高くて楽ちんなので、縁石に足をのっける。
先生「縁石は滑りやすくて危険だから、足は地面についてね」
そ、そうなんだ……( ̄□ ̄;)!!
すごい身近に縁石足のせが大得意な女性がいらっしゃいますが、教習所ではやっちゃいかんらしい。
あまり楽ばっかじゃ許されないようだ。

「ひとりずつ停止、通過してね」と言われたふみきりで、先生につっこむ。
ぶつかってないよ。ちゃんと避けたよ。停まるの遅くて追突しそうになるの慣れてるから。(T-T)
最後の一周はやっぱりコース確認で、先生が前を走らないでBコースを走るってやつだった。
もちろん元気よく間違えた。合図とかしてたし自信満々に間違えた。
間違えやすいところだったらしい。大々的に間違えたからたぶん次からは絶対間違えないよ。
ハンドル曲げながらの発進もできるようになったし、よかよか。

終了後に「学科の復習もしといてね」と言われ、あわてて教科書読みかえしたのは秘密さ。
もう次にやらなきゃいけないことがたくさんあって発進とか停止とかそんなのに気を配っていられないよ。
かけ算って難しく感じるけど、因数分解に比べたら簡単だよな、みたいな感じ?
かけ算も2ケタに突入するとひっさんが必要だけどね、わたしの場合……。

そんなもにょもにょ教習を母しゃんが見ててくれました。
ところどころでカメラをかまえているところを目撃しておりましたが、ほんとに撮ってたらしい。
家に帰ると、デスクトップ画像がわたしの教習中写真になってた。ぎゃー!

デスクトップ

今後はとりあえずコースをがんばって覚えます。そしてすいすい走れるようになるんだーい。
母しゃん、送り迎えありがとうでした。
縁石足乗せ大得意。ヾ(@⌒▽⌒@)ノ


8月1日。(金)

赤い上着の人にXJRで送迎してもらった。

本日の教習前。
時間がぎりぎりになっちゃったけど、速い人にタンデムで送ってもらったから間に合いました。
交差点で停まると「ほんとはやっちゃいけないんだぞ」といいながら基本前に出てました。
前に車がいないと気持ちよく走れるそうです。みんなそうだよ!
運転が上手だったし母しゃんとタイミングも似てたので乗りやすかったです。
わーいわーい。どうもありがとうございました!

さてさて、技能教習。
コースを覚えて行ったので前回よりはスムーズにできた。
1時間目はBコース初の人といっしょだったからコースの説明2回目もきいてばっちり。
見学しているわたしの送迎屋さんがカメラかまえてたのも目撃した。また撮られてた…。

最初の時間はひたすらBコースをにょろにょろ走り、安全確認のしかたを詰めた。
先生はもうひとりの男の子につきっきりだったからわたしはフリー走りみたいになってた。
タンデムで送ってもらうと準備運動した感じで自転車のときより技能やりやすい気がする。
ギアチェンジとか小回りとか操作もちょっと慣れてきて、曲がりながら発進とか停まり方とかがまともにできるようになってきたっぽい。
やったー。今日は足をきゅっとするニーグリップってやつがいい感じにできたよ。
今まではこれがよくわからなかったんだが、いい感じのニーグリップがちょっとわかってよかった。
点線のとこをスラロームに見たててくねくねって走るんだけど、そこがやりやすかった。
少し上達を感じてひとりでにんまりするのであった。

交差点の前は基本的にのろのろ走っちゃうから、青でもすぐ赤になっちゃったり、赤だなあと思っても停まった直後に青になったりする。
進路変更のときの安全確認もやってると速度がゆっくりになりがち。
それを、今日やった適性検査に基づく学科の授業でそういう傾向があるって出てたからやっぱりそこが注意ポイントなのかなと思った次第よ。
のろのろ走ってんじゃねーってことさ。たぶん。
身近にいる人たちのように、きれいな加速ができるようになりたいものだ。

2時間目もBコース、第一段階のみきわめで教わった女性の先生。
はじめの10分くらいは一番端の道路は他の段階が使ってて通れなかったので、S字クランク見通しの悪い交差点をとにかくぐるぐるさせられた。
いつものBコースよりつらい。ずっと小回りなんだもん…スピード出せるとこも少ないし。
その後端も使えるようになったけど、コースは一応復習って感じで、後半はカーブの速度体験みたいのをやった。
とあるカーブを、20キロ、25キロ、自分が安全だと思う速度で曲がってみて、というもの。
いつも20キロくらいなら普通に曲がれるんだけど、なぜかそのときだけやけに大回りになる。
25キロは大幅に線こえた。(うまくやればそんなにとび出ないんだけど)
先生…そんなにじっと見られてると照れちゃうよ……。(*^^*)
それを一通りやると、残りが5分くらいあまった。

先生「じゃあ、久しぶりに一本橋でもやろっか!」
わたしのほかに2人の男性がいて、ふたりとも「いっすよー」みたいな雰囲気で、一本橋に挑戦することが決定。
Bコースには一本橋とスラロームが入ってないから、久しぶり。
一本橋に入るとき曲がるから、そこに合わせて進路変更したり確認したりしてみようって挑戦。
コースが変わってもちゃんと合図や確認ができるかを見たかったらしい。
ちゃんとできてたみたい。よかったー。

今日乗ったバイクは2時間とも同じで、スピードメーターがぽよよよんってふるえててギアがニュートラルになかなか入らなくて後ろのライトがテープで補強されてるなかなか頑張ってるっぽいおじさんだった。
楽しかったー。教習がだんだん順調になってきた。
しかしこれでもうBコースとはさよならバイバイ。
次はもっと長くて全部通るコースを覚えなきゃならないらしい。うひー。


8月2日。(土)

先日の教習所でのできごと。

どうやら先生たちが乗る分のバイクが出すの面倒な状態かなんかだった様子。
先生A「今日スクーターでいいかな」
先生B「えー」
先生A「別にいいじゃん! おまえスクーター好きだろ」
先生B「いや、好きじゃないから!」
そんな会話がかわされていたのを聞いたよ。
どうやら先生がたもスクーターで先導&指導するのはちょっといまいちみたいだった。
先生のうち2人はビッグスクーターで、1人はちっちゃいスクーターだった。
あとで見たら、もう1人はいつものに乗ってたみたい。ぬけがけだ。

教習所の先生たちは仲良しなんだなあと思った瞬間でした。
しかしスクーターだと楽しくなさそうだったわ、先生。(笑)

教習所の入口はいってすぐのとこに、喫茶店があります。
お茶飲みながらまったりできるし、軽食メニューも豊富です。
教習所の入口に看板が出ていて「教習生以外の方もお気軽にどうぞ」みたいな文句が書かれてます。
教習生以外のお客さんが入ってるのかは不明。

いつもは閑散としていて暇そうなお店ですが、昼時ともなれば列ができてました。
お昼休みが1時間あるので多くの人はその時間にご飯を食べるのさ。
喫茶店のほうへ歩いていくと
「あなたは今日も持参ですか!」
「そうです〜」
というおじさんズの会話が聞こえてきました。
ほとんどの人はお昼持参っぽいけど、店で食べる人もけっこういました。
カップルみたいな若者や二種教習同士っぽいおじさん、もくもくと携帯を見つめる人…。

わたしも一度は食べてみたいので列に並ぶ。列っていっても6人くらい。
お店もそんなに広くないから何十人もは入らないよ。
気になってたスパゲッティのなんちゃらトマトソースを注文。530円。
店内はほぼ満席。さがすとちらほら空席を発見できたので座って待つ。
列はその後ひいてきて、5分ほど後、わたしの分ができあがる頃には列はなくなってました。
待ってる人けっこう多かったみたいなのにできてくるのはかなり早かったです。
ほかほかあったかでおいしかったのです。トマトのぶつ切りも入ってて嬉しい。
人気メニューはチーズカレーの大盛りだったっぽい。カレーはいいよね。
レジ横に、わたしの大得意な冷水器がコップとともに置かれていたので、がぶがぶと飲む。
まあそんなわけで、ひそかな喫茶店体験をしてきたのであったよ。
コーヒーと紅茶を注文して「所長室まで持ってきて!」という人もいました。
店員さん直々に運んでました。そのときはもうすいてたから、大丈夫でした。


8月3日。(日)

技能教習に行ったら、暑さで死にそうになった。
暑いにょーーーっ!
12時50分から1時間乗っただけなのに、もうそれだけでどろーんとなった。
日陰で半袖状態のときからすでに暑さでとろけ気味だった。
それがだよ。お空がどんどん晴れて、ヘルメットに直射日光がぶあーっと。
暑くないわけがない!
走っている間はなんとか涼しいのでなるべく走行してた。

本日は急制動と回避。
はじめに、コースの長い方の直線を貸し切りにして避ける練習をした。
先生が旗を出したら避けるというもので、時間も計れるようになっているらしい。
わたしが避けた時間は1.7秒でまあまあ平均に近いふつーの数字だった模様。
自動車はハンドル切れば回避できるから、だいたい1秒前後で避けられるんだとか。
意外とあいつらのほうが早いんだって。でかいのに…。

いつまでもコース占領できないので、後半は急制動。
40キロでつっこみ、カラーコーンでブレーキをかけてこの線までに停まろうってやつ。
最初の1回は加速がいまいちうまくできず、25キロでの挑戦。
当然停まれるに決まっている。

「じゃあ次は30キロでやってみよう」と先生おやさしい言葉。
よーしと気合いを入れて、2度目に向かう。
先生「あ、アウト! 線踏んでる」
急制動の場所の出口は右折で一時停止。その線を踏んでた。ぎゃ。

2回目。ちゃんと加速できた。
先生「え、今40キロ出てたよね……30キロでもよかったのに。できるんじゃん! まあいいや、次からその加速で」
わたし「はいー」
先生「あー。だめー。タイヤの先も出ちゃだめっ」
また停止線で停まれなかったらしい。ぐ、ぐううう。
急制動
3度目以降はブレーキの操作が遅かったり弱かったりでなかなか急ストップできず。
一度だけ規定の位置(10メートルの線より前)で停まれたけど、その後はまた停まるの遅かったし。
基本的にブレーキかけるのが弱いらしく「もっとにぎってにぎってにぎってー」と何度も言われた。
いっぱいにぎらにゃいかんらしい。
普段から超ゆっくりスピードでしか走ってないから、ブレーキはめっちゃ弱いのさ。
そして停まるときはじょじょに下を向くわたし。
「前見てー」と「にぎってー」は数え切れないくらい言われたよ。

そして急停止よりそのあとの右折&停止線のほうが難易度高い気がする。なにげないが。
40キロ出さないことにはどうしようもないので加速だけはできるようになった。
それはよかった。ちょっとの距離で、ローからサードにできて40キロも行けるとは。
逆の直線を走るときも難なく加速できるようになるという、思わぬ副産物があった。
次の時間では完璧に停まれるようにならにゃいかんので、ブレーキをやさしくぎゅっとできるよう頑張るのです。

最後に模擬追突体験ってのに挑戦。
隣の車線(ななめ前)を走ってる人と車間距離をあけて、前の人の急ブレーキに対応できるかどうか見るものらしい。
急ブレーキでぎりぎり追突しないくらいを走ってくれと言われた。む、むずい。
でも20キロでやったから、無事追突ぎりぎりセーフで停まれた。エンストしたけど。
先生「今は追突されたくないんで横でやってるけど、現実ではまっすぐだから気をつけてねー」
なんだか先生たちは追突されるのそうとう嫌みたい。前にも「追突しないでね」って言われたし。
まあとにかく、コースでもないし同じことぽよぽよとやってるだけなので楽しいです。
スラロームとか一本橋とかに連続で挑戦してたのを思い出すわ。

1時間はあっという間に過ぎて、バイクから降りた途端また超暑いのがおそってきました。
水を3杯くらいがばがば飲んで休憩してから、学科受けて帰りました。

学科まで1時間あったからちょっと次の時間の技能の見学した。
前の時間の先生は4人だったのに、とつぜん7,8人に増えて、道にわらわらしてた。
最初の5分くらいはなんといろんな段階の人がみんな外周をぐるぐるしてて、先頭と最後尾がくっつきそうなくらい長蛇の列になってておもしろかったから笑ってしまった。
そして先生の中に、ものすごい満面の笑みの人を発見し、これまた笑った。
すごくほほえましい光景だったよ。むっちゃ笑顔の先生。まっすぐの道をくねくね走ってたよ。
なんか笑顔って目立つ……わたしもあんな風に見えてるのかなあ。
そりゃ目立つよ。こけてもにやにや笑ってたら余計だな。
8の字やってる女の子が上達したころに、涼しい室内へ移動した。
女の子のいっぱいいる時間だったなあ。彼女らは別に笑顔じゃなかったが。
帰りもとっても暑かったー!

そういえば学科がセットっていうの除いて全部埋まっちゃいました。
でへー。これからは技能ばっかりでいいようです。(*^^*)


8月4日。(月)
myカップ持参
午後、なんだかやけに暑い時間に教習所へ行く。
行きの自転車ですでにへとへとになった。
ご自由に飲めっていう冷水器の水を頂戴するときに紙コップを何度も使い捨てるともったいないので、芸高卒業記念のあのカップを持っていって使った。ふふ…。

本日は急制動マスターデーなので、前回より気合いをいれねばならなかった。
この項目をやるのが初の人2人といっしょだったので回避にふたたびチャレンジしてから。
しかし回避が超遅かったよ…旗の色と方向が前回と真逆でさ。判断に時間かかってしまった。なんだこのひっかけ。
そして急制動へ。ギアはサードで40キロで急ブレーキ。

先生「Pさんは前回やってるよね。じゃ、ひとりでやっててください」
わたし「え? 勝手にひとりでやっていいんですか。合図とかは」
先生「自分でタイミング見て自分で走るのっ」
練習してていいらしい。と、いうか、2人に見せる見本みたいにされてた。
ちょっと君たち、なに見てんのさ!
上手に停まれてないところをそんなに凝視しないでくれたまえよ!

前回と違って、線までには停まれるようになったけど、他のとこがいろいろ注意点満載だった。
「もっと前見て」とか「下見ないの」とか「クラッチは最後だよ」とか「ギアチェンジが遅い!」とか「もっと早く40キロにするのだ」とか…。
ギアチェンジは遅いのさ…なのにそこを指摘するとはな。びっくりだい。
いったいどんな速度でやりゃいいんだ。サーキット走ってるバイクくらいのあの超一瞬か。
頑張ったけどまあそれなりのギアチェンジだったよ…以前よりは加速がいっぱいできるようになった。すげえ。

先生「もう、ローギアで30キロくらいまでぎゅーんと加速して、セカンドで40キロでいいから」
言われた直後、セカンドのまま突撃する。
加速しっぱなしでつっこんだので40キロで停まるところを48キロでやってしまった。
当然10メートルの線から飛び出る。
先生「そんなにスピードいらないから。危険だから」
ふえーい。
先生「あとそこの停止線だけど、もっと左寄りで停まってよ。左側通行だからね」
うん。でもちゃんと停止線の前で停まれた。なんかそれどころじゃなかったせいもあるけど。
たまにギアチェンジがうまくいかないので、いれなくていいのに4速に入れる。
先生「いやいや、だからなんでよ」
わたしもなんでよって感じです。はい。

加速がいまいち遅いので、先生が後ろに乗せてくれる。
先生「しっかりニーグリップしててよ。急ブレーキやるから」
わたし「あい。手はどうしますか」
先生「えー、どこでもいいけど…くすぐらないでよん」
わたし「し、しませんよ、そんなこと!」

先生の後ろでびゅーんでキキーッと急ブレーキ。もちろんどかっと先生に体当たり。
先生は2人乗りでハンデがあるのに線でちゃんと停まれてるということをやけに自慢する。
わかったわかった、わかったわよー。

2回やってもらってその後自分で挑戦。
いっぺんにいっぱい考えると考えすぎで動作が遅れて線までに停まれないから1回目はにょろにょろしたへんな失敗。
2回目でなんとか成功したっぽい。

最後は模擬追突体験だった。
先生「Pさんは前回やったかな」
わたし「はい、1回だけ」
先生「1回でいいから。そんなにいっぱいやらないのよ」
わたしは一番後ろのバイクに乗ってたんだが、前の人のスピードが早くなったり遅くなったりしてて、上手に車間距離とれずに終わったよ。
げばー。

先生曰く「もちょっと練習してほしいけど、まあぎりぎりかな。ぎりぎりだよ、ぎりぎり」とのことで急制動も○もらえた。
そんなにギリギリ連呼しなくても…。

今回の先生は口がへの字であまり愛想はないけどかなりお茶目な人だった。
教習終わった後に自販機で缶ジュース買うのに、大喜びでジャンプしながらボタン押してたし…。
買ってたジュースはカルピスだったし…かわいいなあ。
他の先生たちもみんな三ツ矢サイダーとかレモンティーとか甘い系だった。なんかぷりてぃ。

暑かったから芸高カップで水もごくごく飲んだ。
先生たちは連続でずっと乗ってるんだからすごいにゃーと思うよ。あんな暑い中で。
そりゃカルピスも飲みたくなるよな!

明日から沖縄行きなので、次の教習はしばらく後です。
さらばだ諸君。

2008年8月8日UP

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