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天才ぴかりんのバイク教習奮戦記
2008夏

はじまり   第1段階   第2段階   総仕上げ   免許皆伝

新ぴかりん日記より抜粋

8月9日。(土)

久々の教習所はバイク送り迎え付きだった。

昼頃から教習に行きました。
久々の教習所なので、もにょもにょしながら行きました。
行きも帰りも赤い人の運転でGO。土曜日だからか車多し。

1時間目はケース・スタディというやつ。
先生がにゅーんと走ってくるのを見て速度を当てたり、見通しの悪い交差点で走ってくる先生をいつ発見できたか見たり。
バイクは遅く小さく遠く感じるので気をつけるのだというお話。
実技よりお話が多かったよ。右直事故と出会い頭事故には特に気をつけてってお話。
一通り説明受けたら、今度はみだりに車線変更する練習。
ほんとはやっちゃいかんのだがやってみるというもの。かなり面倒くさい。 さりげなく先生ピースしてるにょ。
そのまま外周2週目に入って、今度は前の人を追い越す練習。
普段はやらないから初体験。わー。すごい加速しないと抜けない。


追い越し方は学科でやったけどもうすっかり忘れ去っているので事前に先生に聞いた。
P「同じ車線の中で追い越すんですか」
先生「正しいやり方でやってね」
P(正しいやり方がわからん…)
とりあえずじょわーんと追い越し体験して、追い越したからよしとして一旦停止する。
先生「追い越すとき、車線越えた?」
P「え、ああ、越えた!」
先生「車線が複数ある場合はね、隣の車線に移ってから追い越すのが正しいの」
そうなんだー。なぜ後にいうのさ。
隣の車線に入らないとスペース的に追い越せなかったから、たまたま隣入っただけだったんだが。
あぶなかったー。あとで見てたらみんな隣の車線に入って追い越してた。
すげえ、覚えてるのか。学科でやった正しい追い越しの仕方ってやつを。 もっと走らせろー。 波状路♪
続いて、波状路体験をした。普段はやらないので初。
最初は座って、2度目は立って。立ち乗りも初で「そんなんできるのか」と思ったけど意外と楽だった。
同じ項目の生徒が全部で5人もいて、わたしは2番目。前の人に追突しそうになった。
ゆっくり走ってるときのほうが車間距離がむずい気がする。生徒の後ろは難しいな…。
それから久々に一本橋やスラロームもやった。
スラロームは信号の前でエンストした。
ギアがニュートラルになってて、先にギア下げようとしてて、あっと気づいてエンジンかける。
ギアをがしょがしょやって、やっと走れる状態になったのでスラロームに向かってゴーゴー。
ん……今なんか右側に停まってた人に違和感を感じたな……。
そう思ってゆっくり上をちら見。
……赤信号だー!
赤信号を自信満々で直進。そして左折。
がーん、なんてこと。たいへんだたいへんだ。
そう思いながらへろへろとスラロームを走る。頭の中は赤信号でいっぱい。
スラロームの終わりに先生が立ってて、なぜかにっこにこ。(この先生はいつもにこにこだけど)
P「いま、赤信号でしたよね」
先生「うん、赤だったねー。違反だったんで切符きりまーす」
P「ぎゃー! ごめんなさいー!」
先生「一般道では気をつけてねー」
そのスラロームはいつもとカラーコーンの間隔が違ってたり大きさが違ってたりしたらしいが、わたしはそのとき信号無視を引きずってたのでまったく気づかなかった。
く、くそう…! どんだけ見落とし得意なんだよ。
最後に練習コースのさわりだけぽよーんと走って終了。
もっとコースを走らせてほしかった…いっぱい走った方がよく覚えるもん。 待ち時間長くて暇なにょ。
1時間後、セット教習を受ける。
シミュレーターと危険予測ディスカッション(学科)のセット。

ディスカッションとは名ばかりで、先生がいっぱい喋ってた。喋りうまかった。
シミュレーターは人がいっぱい飛び出してきたり、自転車がつっこんできたりする危ないモードだった。
ひとり5分くらいずつシミュレーターやって、だいたいひとり1回ずつ事故ってた。
わたしもただの左折でうっかりアクセル全開で曲がったら曲がりきれずに自転車の人につっこんでしまったよ。
たいへん危険です。よい子はまねしないでね。
トラックの影からものすごいスピードのバイクがくるとか、停まってた車が突如発進とか、タクシーの超びっくり運転の数々をシミュレーターで体験。
道路の設定だしどっきりが多くてわりと楽しかったけど、やっぱりシミュレーターの運転は難しいよ。
左右の確認もやりづらいし、加速してるのかどうかもよくわからないし、ブレーキはなかなかきかないし。

シミュレーターがない教習所は、指導員の運転するバイクの後ろに乗って公道走って観察するんですって。
それならいつもやっとるわ。シミュレーターなんかよりわかりやすい。

2人乗りに関する注意事項のビデオもちらりと観た。
ビデオの早送り中、いっしょに見てた女の人が「ふたり乗りの人ってみんな半袖短パンとかですよね」というので「うちはそんなことないですよ! わたし10年前から母の後ろに乗ってますけど、完全防備です!」と自慢気に語る。
先生も「そういう人もいますよねー」と微笑んでいた。和んだ。
後ろに乗る人の乗り方がわたしと違ってて少々不安になったけど、帰りに赤い人に話したら「今のままで充分OKだよ!」といわれたので安心した。乗降車の仕方とか、今のままでいいらしい。
帰りといえば、くねくね走ってるときにちょっとバイクが倒れすぎた。
「ちょっと! 今運転したでしょ!」とびっくりされた。
そんなことないよ、普通に「次こっち倒れるなー」と思っただけだよ。
母しゃんより赤い人のほうがいっぱい倒すのです。事故的な意味でないよ。バンク的な意味だよ。
にゅんっにゅーんってしてて楽しいのです。いっぱいかたむくとにやっとしてしまうなあ。
道を走ってる途中、追い越そうとしてにゅにゅっと右に寄ったとき対向車がきてるのを発見して対向車がすぎるのを待ったところ、危険予測の判断っぽくてなんかよかったです。
そのあとぎゅーんと追い越してたよ。やっぱり追い越すんだね! 前に出るのね!

XJRと赤い上着の人とぴかりん。


8月12日。(火)

朝の10時から元気に教習を受けに行った。
母しゃんが送迎してくれたから行きも帰りも楽々さ。
なにやら母しゃん、今日は赤い人のまねっこ運転してくれた。
いつもよりいっぱい加速、いつもよりいっぱいバンク。
そして「必要ないから!」と叫ぶ。
超ノリノリみたいな運転を披露してくれていた。
途中で左折してまた左折しようとするとき「おぎゃー」な状態だったので、母しゃんは「ほんとはやっちゃいけないんだぞう」的な回避をして難を逃れた。
行きでは仮免練習中教習車の後ろになって、心の中で応援した。
教習所には30分前くらいに着いた。

1時間目は練習コースの練習。
まだ練習コースをちゃんと覚えてないので、先生が説明してくれた。
急制動で10メートルラインで停まればいいところをなぜかそれより手前の線で停止。上手に停止。
速度が遅かったのか! とひとりでショックを受けていたら先生が近寄ってきて「そんな手前じゃなくていいんだよー。こっちの10メートルの線でいいんだよ」と笑顔で言う。
さらに「後輪ロックしちゃってるから、リヤブレーキはもっとやさしく踏んでね」とも言われた。
ロックしてたとは気づかなかったなあ。そうか、速度はOKだったのかー。
もう一度の挑戦。やはり後輪ロック。さらなる挑戦。がんばってゆっくり停まる。
なんかへんだ。急制動が楽にできた。弱ブレーキに悩んだ以前のわたしは一体どこへ。 後輪ロック
だけどなんか1時間目のことはあまり覚えていない。
終了後に先生が「もう1時間、練習コースがんばってちょ」と応援してくれた。


…3時間経過…


2時間目は練習コースの本番。
みきわめだよ。いっぱい走れるみきわめだよ。\(^o^)/
最初のゆっくり外周ぐるぐるの後、加減速ぐるぐるもやって涼しくていい感じ。
みきわめやる人が3人もいたせいでコース細切れだった。
せっかく覚えたのに、通しなし。なんだよー。でもしかたない。
先生が「僕はまだ修行が足りなくて……分身の術使えないんだ」などと言い出す。
まあしょうがない。ひとりしかいないならコース細切れでもいいよ。

最初はわたしが先頭を走った。快適。
ぶっちぎって走ったせいで進路変更を忘れて、余分に走った。3番目になる。
細切れなので、各項目ごとにぐるぐる連続走行。
一本橋連続で何回も。スラローム連続で何回も。なんだかなあー。
でもスラローム連続はえへへのへー。(*^_^*)
だけど急制動はきつかった…。待ち時間がきつい。直射日光が直撃の場所。暑い。
きっとそのときのせいだ。顔が日焼けしてまっかっかになってた。もにょー!

急制動はもちろん後輪ロック。すごく手前で停まれる。先生びっくり。
速度はばっちり。またしても「後輪がロックしちゃってる」と言われる。
だって赤い人が見せてくれた急制動お手本ビデオはみんな後輪ロックしてた。
などと余計なことは言わずにもう一度トライ。
たまにロックせずに停まれるときもあるから大丈夫。
途中でまた1番目になったりした。快適。
自信満々にコース間違える。すぐに3番目になる。がーん。 ひとりで走るぴかりん

細切れ走行の後、自由にコース走行になる。わーい。自分のペースで練習。わーいわーい。
並んで走らないので、いつも一番前。すいすい〜。
ひとりで走っていてもコースは間違える。踏切連続2度通過。踏切得意になった。
停止して「間違えたー」と叫んだりもした。でも走っていれば楽しい。

ひとりで勝手に走るのはすこぶる楽しい。すばらしい。

そんなわけでひとりでコースを走っていたら、いつの間にかみきわめ終わってた。
良好だった。よかったー。コース間違えてもいいんだね。そっかー。

あとは卒検残すのみ♪

卒検についてのプリントもらった。
そのとき学科の模擬試験を受けないと卒検の予約できないと知った。
がーん( ̄□ ̄;)!!
知らなかったよ! もっと早く教えてほしかったよ、勉強してないよ!
卒検は勉強しないとやらせてもらえないらしい。
……予約くらいいいじゃん。
勉強しないとバイク乗れないなんて。(;_q))クスン
卒検受かってからもりもり勉強するつもりだったんだよPさんは。

まあ、勉強するよ…。


8月13日。(水)

効果測定(学科の模擬試験)を2回受けました。

朝は母しゃんがSLで送り迎え。
教習原簿の写真をばしばし撮ってもらっちゃいました。
原簿がもらえるのかどうかわからないので(たぶんもらえない)、先生のはんことかみきわめOKマークとか記念にもらっておきました。
この写真があれば老後にも思い出すことが可能です。わーい。

夕方はXJRで送り迎え。
その様子を写真にばしばし撮られました。
赤い人は今日は青い服青いバイクの専属カメラマンに変身してました。
タンデム〜。
つきそいがふたりいて、またしてもわたし、お嬢になってました。
青い人は教習所の駐輪場にバイクを停めるとき、後輪ロックしてずしゃああっと滑って方向転換、そして停止してました。
「これが、後輪ロックの正しい使い方です。あっはっは!」
テンション高いなあ、もう。
教習所のおじさんたちもびっくりして注目してた。はずかしっ。
「こういうのは免許とった後、モトクロスコースでいっしょにやろうね!」と言われました。
……まじかよ。
女性ライダーかっこいい!
2度目の効果測定の担当が二輪指導員の女性ライダーでした。
第1段階のみきわめのときの、わたしの超お気に入りの先生だったのー。うふ。
わたしを覚えていてくれて、しかも話しかけてくれました。
「しばらく見ないと思ったら、もうこんなところまできてたのね」
こんなところというのは、もうすぐ卒検ということさ。
話しかけられて嬉しかったので、急制動のときに後輪ロックしちゃったら減点対象になるのかどうかきいちゃった。
回答はなんというかびみょーなところらしい。ロックしないにこしたことはないらしい。
わたしは始終もにょもにょしていた。好きな先生の前だと照れちゃうにょ。
「がんばってねー」と応援もしてくれた。ほくほくぴかりん。
免許とったら自分でバイク運転して会いに行っちゃおっかなー。(*^_^*)

しかし肝心の効果測定は…。
2回とも87点で不合格でした。げろーん。
1回で合格ライン到達したかったのになあ。
でも2回受ければとりあえず卒業検定受けさせてもらえるので、嬉々として予約。
乗れるー、乗れるー♪

母しゃんちっちゃいにょ。


8月15日。(金)

いよいよ卒業検定。
遠足前の子ども気分だったせいでなかなか眠れず、布団の中でしばらくもにょもにょ。
朝は予定より早く目が覚めちゃって、やや寝不足気味。
楽しみで……いや、緊張でどきどきばくばくさ。

30分前に教習所に着いたのに、予定の集合時間より10分遅れでお部屋に案内される。
待たせて精神的にゆさぶる作戦だろうか。
お部屋で、検定についての話をされる。教習受けたことある先生だった。
あれやこれやと中止だの減点だのといわれ、質問受けた後先生がもにょもにょ笑う。
「みなさんわたしのこと敵みたいににらみつけてますけど、味方ですから。心で応援中」
そしてコースの説明。コースは練習コースといっしょだった。

トイレに行って、水を飲みのみ、いざ検定。と思いきやプチ慣らし運転があった。
先生「別にうちの教習所はこれやんなくていいんだけど、みんなに受かってもらいたいから…」
ぐるっと一周して戻ってくるだけの試し乗りをする。
うん…いつものバイクですね。


検定は2番目。
順調に小回りできたし、停止線でも止まったし、一応まともに運転できた。
緊張してたからいつもよりバンクしちゃったけどそれはあまり問題ではない…曲がれたし。
まあともかくだな、練習コースそのままだからふつうにてろてろ走ったのである。
加速も坂道発進も一本橋も、特筆すべきこともなく終了。
そして最後のほうの踏切前、不測の事態が起きたのである。いや、ちょっとは予期してた。
コースはさっきから何度も書いているように、練習コースとまったく同じコース。
前回、前々回と何度も走って覚えたはずのこのコース。
……やっぱり間違えたー。( ̄□ ̄;)
途中でわからなくなり、あれれーと思って、とりあえず左に曲がる。
曲がり始めに、なぜかご丁寧にウインカー切ってから曲がる。
なぜあそこでウインカーを切ったんだ、わたし!

順番をすっかり忘れちゃったので、信号前で停まって先生にヘルプ。
P「コース忘れました!」
先生「え…ああ、あれ、S字やったっけ?」(このとき、S字に向かうコースにいる)
P「やりました」
先生「じゃあこのあと踏切じゃん。もっかいS字…いや、いいや。まっすぐ行って一周まわって踏切行こう」
P「はーい」
我ながら、お手本にできるようなコース間違いヘルプだったよ。
みんな、コース間違えても大丈夫だよ。先生やさしいよ!
そんなわけで、当初の予定と違う特別コースを走り、もとのコースに戻る。
余分に走れたー。
最後は急制動。(たぶん)後輪ロックせず、線ギリギリで停まる。
速度は43くらいだった。ちょっと超えてたけどとりあえずOKだった。
後輪ブレーキを踏んだかどうかはさだかではない。
最後は所定の位置に停めて降りて終わり。検定終了。はやっ。


結果は1時間後で、ちゃんとウインカー出していたかどうかさだかでないのでどきどきのまま待つ。
お金があまりなかったからお昼は食べずに缶ジュースだけ飲む。
ちくたくちくたく……あの待ち時間はつらかったー。
時間になると、ひとりずつ部屋の外に呼ばれる。ひいいいい…。

先生「はーい、Pさん。結果は、合格です」
P「………わ、わーい!」ばんざいポーズ。
だって先生がなんか反応待ってたっぽいから、やらなきゃと思ったのよ。

検定でよくできなかったところの指摘をされる。
交差点の左右確認がいまいちで、スラロームがちょっとタイムオーバーだったらしい。
というわけなので満点ではなかったよ……。(T-T)

結果発表が終わると、先生は次の教習があるからと去っちゃって、別の人がきた。
簡素な卒業式で賞状をもらう。わーい。
なんともあわあわした検定は、こうして幕を閉じた。

卒業証明書

検定後、二輪事務所へ行って紅いもタルト&紅いも焼きをもにょもにょ出す。
P「あのー、この間、沖縄行ったんでこれお土産です」
先生「え、わざわざありがとう」
P「検定前だとワイロっぽいから、終わってから持ってきました」
先生「ははは。わざわざすいません」
P「いやいやこちらこそ、ありがとうございました」
先生「これからもみなさんと仲よく乗ってくださいね」
P「はい、いつも母の相手してくれてありがとうございます」
先生「ううん全然いいんだよー。みんなでねえ、どっか行ったりするんでしょ。いいねえ」
P(もにょもにょもにょ……)
先生「試験場での試験もばっちりがんばってね! 大型も普通免許もぜひお金貯めてきてね!」
P「はい、ありがとうございますー! 先生も教えるのがんばってください」
そしてさわやかに教習所を去るのであった。
さいごの先生とても元気いっぱい笑顔だったわー。いつもにましての素敵笑顔だった。

帰りの自転車が死ぬほど暑かった。
検定後に日射病で倒れたくなかったからがんばった。

おやすみぴかりんzzzz
2008年8月17日UP

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